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冬到来
いよいよ山辺にも冬がやってきました。
今(11/29)はとけてなくなっていますが、
一度、このように冬景色になりました。
11/25日撮影
ぶどうは休眠期に入りました。
冬の間に枝の剪定が行われます。

メルロ圧搾の様子
今回はメルロの圧搾の様子をご紹介します。
赤ワインですので発酵の後、搾ります。
まずは液体(ワイン)をポンプでとりだします。
ざるの様なものを沈めて、皮が入らないようにしています。
ある程度ワインをポンプで吸い出したら、
今度はバケツでもろみ(皮や種)をくみ出します。
比較的小さいタンク(1000Lタンク)での仕込みでは、
上部よりこのようにくみ出します。
最終的には中に入っての作業になります。
すっかりきれいにくみ出されました!
くみ出したもろみはポンプで圧搾機
へと送られます。
圧搾機内部の様子
すべてのもろみを圧搾機へと送り込んで、
ようやくワインを搾ることができました。
搾ったワインはタンクへと送られます。
ここで完全に発酵を終了させ、
その後オリ下げ、オリ引きを行います。
できたての赤ワインは渋みや収れん味が強く、
荒々しい味わいです。これを和らげるために熟成が必要となります。

続いて新酒発売!
2008年新酒はナイヤガラ甘口に続きまして
コンコード甘口がいよいよ発売です!
甘い果実味と爽やかな酸味が特長の
フルーティーで飲みやすい赤ワインに
仕上がりました!

2008新酒発売!
大変お待たせいたしました。
2008年新酒・ナイヤガラ甘口が発売開始となりました!
今年はしっかりとした、爽やかな酸味が特長です。
まさにフレッシュ&フルーティー!
みのりの秋を新酒で感じて下さい!!

赤ワインの日常管理
赤ワインの発酵では
発生した炭酸ガスにより果皮が液面に持ち上げられ、
皮の層(果帽といいます)ができます。
果帽の様子
この果帽をそのままにしていると
色素やタンニンの抽出が少なくなるだけでなく、
有害微生物の発生につながります。
そこで、果帽を崩し、液(ワイン)に漬け込む作業(櫂入れといいます)が
必要になります。
先端が平になった棒(櫂棒)
で果帽を突き崩し、ワインに漬け込みます。
発酵期間中はこの作業が毎日行われます。
櫂入れ後の様子
果帽が崩れ、ワインと果皮が程よく混ざっています。
白ワインの発酵では温度管理が主ですが、
赤ワインではこのような果帽管理が加わります。
発酵中のぶどう(もろみ)は、見守られながらワインへと変化して行きます。