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氷結ワイン仕込み開始!
真冬恒例の氷結ワインの仕込みが始まりました!
秋に搾った果汁を一度凍らせ、それを寒い冬にゆっくりと溶かすことで
含まれていた水分は氷の状態で取り除かれ、
濃いエキス分だけが抽出されます。
こうして得られた非常に糖度の高い果汁を発酵させることで、
濃厚なワインが出来上がります。
今回はナイヤガラの氷結仕込みです。
秋に搾った果汁をポリドラムに入れ冷凍倉庫にて冷凍、
保存しておきました。
これを気温が低い真冬に持ち出し、濃縮された果汁を採り出します。
果汁が入ったポリドラムをこのような台に乗せます。
まわりにはびっしり霜がついています。
果汁受けを下において、いよいよ栓を開けます。
とろみのある果汁がタラーリでてきました!
グラスに採ってみると、氷混じりの美しい黄金色をしています。
糖度は何と約50度!!
ポタリポタリと、一週間以上かけて糖度が40度くらいになるまで
果汁を採り出します。
含まれている水分は氷として除かれますので、
元の3分の1ほどになってしまします。
こうして得られたリッチなナイヤガラジュースを発酵させて、
あの甘美なワインができるのです。
わらに守れらて
信州の冬は大変厳しく、時には-10℃を下回るほどです。
ぶどうの木々もこの厳しい冬を越えなければなりません。
まだ若い木は寒さに弱いため、わらの服を着せてあげます。
幹にそってわらを被せ、
ひもでくくります。
暖かい春が来るまでしばらくの辛抱です。